オンラインバレエレッスンについてお話しします!
みんなさん、お久しぶりです。。。
約3ヶ月ぶりの更新のなってしまいごめんなさい。
前回の記事でも少し話したオンラインレッスンを始めたことと、YouTubeの動画更新頻度を増やした事によって忙しさが倍増しブログの更新が後回しになってしまっていました。
出来るだけ忘れずに更新して行けたらなと思います!
さて、今回のブログは今年から新たに始めた『オンラインレッスン』についてお話ししていきたいと思います。
他にも話したいことは山ほどあるんですが。。。また次回他のことについても記事を書いていきたいと思います。
『オンラインバレエレッスン』
オンラインバレエレッスンとはなんぞやと思う方もいるかもしれないので、まずはオンラインバレエレッスンについて話していきたいと思います。
オンラインレッスン情報など僕たちの様々な活動を投稿しているInstagramアカウントです
https://www.instagram.com/ballet.tomoki.haruka/
その前にまず、みなさんは“バレエ”とはどういうものをイメージしますか?
例えば:『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』、『ドン・キホーテ』や『眠れる森の美女』少コアなところだと、『海賊』だったり『コッペリア』など様々な作品があります。
また他には綺麗な衣装で優雅に踊ったり、たくさん回ったりなどなど、おそらくこれらのことをイメージすると思います。
多くのバレエ作品には素晴らしいダンサーがとても優雅に、時には力強く、時には悲壮感を漂わせながら踊ります。その中でも物語の主役を踊る(演じる)ダンサーは必ずと言っていいほどテクニックが必要となってきます。
(主役のダンサーでなくてもテクニックは必要です。)
ここでいう“テクニック”とは
女性ダンサーだと
・グランフェッテ(32回連続で回り続ける女性の大技)
・グラン・パ・ドゥ・シャ(空中で足を一直線にし舞台上で優雅に翔ぶジャンプ技)
・シェネ(体を細く保ち高速で回転しながら移動する技)
・ピケ(片足で回転しながら移動する技。すごい人だと2回転3回転する人もいる)
男性ダンサーだと
・ダブルトゥール(空中で2回転する技)
・グラン・ジュッテ・マネージュ(コーダで男性が足を一直線に開きながら舞台上をダイナミックに一周する技)
・ダブル・カブリオール(空中で足を2回打つ技)
・540〈ファイブフォーティー〉(空中で540度回転するアクロバティックなテクニック)
とテクニックをあげ始めたらキリがないんですが、このようなテクニックは舞台上でお客さんを(沸かす)魅了するには必要なものになってきます。
しかし、そういうテクニックも元を辿れば基礎からの発展で身につけることができます。
バレエダンサーは踊りの質はもちろん、舞台での立ち姿や立ち振る舞い、魅せ方などを常に普段のトレーニング(以降レッスンと略します)を通して体に染み込ませます。
ではその“レッスン”ではどのようなことをするのか?
“レッスン”ではプロフェッショナル・アマチュアでも行うことはほぼ同じです。
※バレエとは
イタリアで生まれフランスで育ち、ロシアで完成された歴史のある舞踏です。
16世紀ごろにイタリアで生まれ
1661年にフランスのルイ14世が初めてアカデミーを開講し、
今現在、世界最古である《350年》の歴史を誇るパリ・オペラ座バレエ団の発祥となったそうです。
その歴史あるバレエの“レッスン”は今も昔も変わりなく行うトレーニングは似ています。
※メゾット(流派)によって教え方や踊り方、注意するポイントが変わってくこともあります。
しかし、どの国、どのメゾットを見てもトレーニング内容は同じです。
では、レッスンではどのようなことをしているのか
簡単にレッスン内容を説明したいと思います!
『バレエのレッスン内容』
バレエのレッスンは“バーレッスン”と“センターレッスン”を行います。
《バーレッスン》
①ウォーミングアップ(バーレッスンを行うための準備運動みたいなもの)
②プリエ(膝の曲げ伸ばしをメインとする動き。バレエの中で最も重要な動きの一つ)
③スロータンジュ(つま先を伸ばすためのエクササイズ。主に一番ポジションで行われる)
④タンジュ(③よりも動きが早く、5番ポジションで行われる)
⑤ジュッテorグリッセ(タンジュの延長の動き。30度くらい足を浮かせて行う)
⑥ロンデジャンプ・アンレール(足で半円を描く動き。回転技などの基礎になる動き)
⑦バットマン・フォンデュ(片足をチーズフォンデュかのように動かす動き)
⑧バットマン・フラッペ(床を蹴って早く動かす。早く足を動かすために必要不可欠なメニューの一つ)
⑨アダジオ(ゆっくりな音楽に合わせ足をあげたりストレッチしたりするメニュー)
⑩グラン・バットマン(③〜⑤の最終進化系。足を高く!早く!強く!と教えられることが多い。大きなジャンプをする際に必ず必要)
《センターレッスン》
①・②順不同
①アダジオ(バーレッスンでも行ったアダジオをバーなしで行う)
②タンジュ(バーレッスンでも行ったタンジュをバーなしで行い体重移動や方向変換など動きが大きくなる)
③グラン・バットマン(タンジュの延長でバーなしで足をあげる)
④ピルエット(回転技のエクササイズ。アンデオール・アンデダンなど様々な種類がある)
⑤プチアレグロ(ジャンプのエクササイズ。ここからジャンプメニューに移り変わる)
⑥・⑦アレグロ(アッサンブレやジュッテなどの複雑な足捌きを行うエクササイズ)
⑧ミディアム・アレグロ(中位のジャンプエクササイズ。シソンヌなどなど)
⑨グラン・アレグロ(最後のジャンプエクササイズ。ここにレッスンの全てが集約されていると言っても過言でない)
⑩コーダ(グラン・フェッテやジュッテ・マネージュなど高度な技を行うエクササイズ)
⑪レベランス(クールダウンと先生やピアニストに感謝の意を込めてお辞儀を行うことを目的としたエクササイズ)
休みの日のバレエ団のレッスン風景【前編】 - YouTube
と、上記にあるエクササイズ(バーレッスン・センターレッスン)がバレエのレッスン内容となっています。
[注意]:必ず上記のエクササイズをしているとは限りません。教える先生方によって内容は異なるものがあります。
このレッスン(鍛錬)を積み重ね、
また体と頭で理解することにより舞台上で踊る基礎を作ることができます。
しかし、この理解するということはどんなに一流のプロバレエダンサーでも難しいです。
たとえ、ピルエット(回転技)を10回転以上できたりしても
音に外れていたり、ルルベ(爪先立ち)が低かったり、ポジションから外れていたりすると、正しいバレエとは言えません。
こんなことを語っている僕はバレエをわかっているのか?と聞かれそうなので先に答えます(笑)
「バレエの良し悪しは分かります。しかし、体と頭で“バレエの全て”を理解することはできていません。」
おそらく、世界中のプロバレエダンサー全員が当てはまると思います。
なぜなら、理解ができる人は毎日レッスンなんかしないからです。
バレエを全て理解できる人はレッスンしなくても簡単にバレエができると思います。
(僕は今までの1人も見たことがありません。今後も見ることはないと思います。)
超一流のバレエダンサーの方々でも毎日の“レッスン”で中で怪我をしない為にも自分の体と向き合い、ダンサー生命を伸ばし続けています。
と、こんな感じでバレエでの“レッスン”がどういうものなのか、又いかに大切かをお話ししました。
ここから話は戻ります!
『オンラインバレエレッスン』についてです。
なぜこのオンラインバレエレッスンを始めたかを説明したいと思います。
《始めた理由》
昨年の今頃(2020年2月頃)から世界中で自粛生活が浸透しました。
僕が働いている劇場はもちろん世界中のバレエ団、バレエ学校、バレエ教室も閉鎖してしまったところも数多くあったと思います。
(一年以上経った今でも、閉鎖中のバレエ団もあります。。。)
そんな中、自粛期間を有効に活用しようとした方々が多くいました。
そこでZoomやLine、その他様々なビデオ通話アプリを活用してオンラインレッスンが行われていたと思います。
僕もオンラインレッスンを受けていた1人です。
その当時は正直なところオンラインレッスンでなにが出来るのか?と思いました。
なぜなら、バレエは生物(ナマモノ)だからです。
機械では絶対にできない、人間がしかできない歴史のある芸術だからです。
レッスンでは先生(バレエマスターorミストレス)が新鮮な卵を運ぶかのように
丁寧に教える・育て上げるからこそバレエダンサーが生まれていきます。
オンラインレッスンを受けるまでは
直接、身振り手振り触って教えることができない環境でどうやってレッスンを教えるのか?と疑問を思いました。
しかし、なんと!
世界でもレジェンド級のトップダンサー達が教えてくれるという夢のような時間を自粛期間中に体験することができました!
レッスン内容も彼らが今まで培ってきた経験をそのまま伝えてくれる。
贅沢を言うと個別に指導してほしいと思うくらいでしたが、そもそも彼らのレッスンを受けるには運とお金(レッスン代・交通費・宿泊費・食費等が必要となってきます。)
それに比べ、オンラインレッスンはその要素はほとんどなく
レッスンは定期的に行われていますし、コストもあまりかかりません。
教えてくれる先生方も親身になって教えてくれます。
僕が実際に行っているオンラインバレエレッスンはこんな感じです!
まずはオンラインレッスンを受けるにあたっていいところ・悪いところについて触れていきたいと思います。
“オンラインレッスン”の《メリット・デメリット》
《メリット》
・現役プロダンサーからのレッスンを受けることができる。
・レンタルスタジオを借りる必要がない(要望するレッスン内容にもよります)
・プロバレエダンサーによる知識や技術を学ぶことができる。
・受ける方によってレッスンのレベルを調整することが可能です。
《デメリット》
・直接的指導(手取り足取り)を受けることができない。
改善方法:説明の仕方をより分かりやすく理解できるように行いっています
・広いスペースでのレッスンができない為、バーレッスンだけのレッスンが基本的です。
改善方法:バーレッスンを細かく行いますので、普段気づけないことも気付くことが出来ます。要望次第でセンターレッスンも可能です。
以上が僕が行っているオンラインレッスンの《メリット・デメリット》です。
メリットはたくさんあります!しかし、デメリットももちろんあります。
そのデメリットの部分をカバーする為に講師も説明の仕方を工夫し、一人一人に対し丁寧に説明を行なっていきます。
やはり、なんといっても現在海外で踊っているプロバレエダンサーに気軽に直接教えてもらう機会はとても素晴らしい時代です!
小・中学生くらいの時にこのような機会があればよかったなと今でも思います!
長くなってしまいましたが、
今の時代だからこそ見つけ出せるものがあると思います。
バレエに限らず、時代とともに変化する。
最初は受け入れ難いものでも意外としっくりいくこともあります。
今回は【オンラインバレエレッスン】についてでした。
どういうことをしているか気になる方はこちらの動画で説明しています!
興味のある方はぜひ見てください!
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